オイラによるオイラの行動
オイラによるオイラの行動

(注 この文書を読んでも、イベントの全体はわかりません)


行ってまいりました!オーストラリア・メルボルンでの「マッドマン フェスティバル」9月の14・15の土日に参加させていただきました。
金曜日の仕事を終え、羽田発のシドニー便に乗り込みます。その後、シドニーにてメルボルン行きにトランジットいたしまして、メルボルン着となります。
まあ、そこそこの長旅ですな。いただいたチケットの時間を見てみますと、なかなかにタイトなスケジュール。
初1人海外旅行のオイラにとっては高いハードルが用意されていたのでありました。
心配になり、なにやら様子が不審になってきたオイラは「これではイカン!」と思い、ネットなどで情報を集めます。
あるスタジオでH嬢から「私はこの通りにしたら、スイスイ出来たわよ」というホームページを教えていただいた。
「おお!これはわかりやすい!」と喜んでダウンロードいたしましたわよ。
そして熟読。「フムフム、そうか、なるほどな」などと感心しながら読み進め、「ふぅ?、これで少しは不安が解消されたかな」なんて思ったのですが、なにやら引っかかった部分を思い出し、読み返してみたりしてみました。
すると、「トランジットで乗りたかった便に乗り遅れた」との記述が! いやいや待てよと思いつつ、いただいたチケットの時間を見てみると、そう!その乗り遅れた便というのは、まさにオイラがトランジットしなければならない便そのものだったのでありました。
そして、その時の様子に「国内線空港係員に、もう少し早くきていなければ」と言われたとの記述も。
それを見たオイラの憔悴ぷりったら、そりゃあもう、漫画かアニメかみたいな狼狽えようでありましたさ。
幸い荷物は少なく、機内持ち込みだけで済んでおりますから、預けた荷物が出てくるのを待つ時間は稼げそうです。
さて、実際はどうだったのかと申しますと、大成功でありました。バッグを背負い、片手にコロコロ、反対の手に資料を持ち、かなりの速度で進んでいきます。
入国手続きをすませ、いったん出口を出た後に、国内線の搭乗ゲートを目指します。マクドナルドの横を通り過ぎた先に手荷物検査場があるのです。
入口でチケットを確認して諸々クリアした後、バスにて空港内を移動いたします(このバスが午前中は10分、午後は20分置きに出るのですが、これが曲者かもしれません)。
行きはテンパっていたので気付かなかったのですが、このバス、駐機している飛行機の本当に真後ろだったり、空港施設の下だったり、それこそ滑走路の真横を通過してみたりと、まさに空港ツアーバスなみの光景を拝ませてくれるのでありました。
で無事にトランジットの終了とあいなったわけでありました。

そんな緊張感から解放され、はじめて降り立ったメルボルン。とても空気がキレイだと感じたのでありました。
空港では前回のマッドフェスでも御一緒させていただいたスタッフのMさん(女性)が迎えて下さいました。
そこからはタクシーにて30分ほどの会場「メルボルン コンベンション アンド エキシビション センター」へ。そのまま、控室へと案内されます。
今回もオイラは「AR VOICE BATTLE」のプロモーションで来ておりますので、多くの友人と再会させていただきました。
異国の地に赴いて、そこでの再会なんて、なにやら大人な気分を味わわせてくれる友人たちに感謝であります。
そんな、ある種の感傷に浸りながら、最初のイベントであるサイン会のためにメイクをいたします。
あ、オーストラリア各地で開催されるマッドフェスのなかでも、メルボルンは最大規模だそうです。
ちなみにこちらのコンベンションセンターは、とても素敵な建物でありました。
ホールを取り巻いているエントランスとか、本当にステキ。
控室も大きめで・・・まぁ、ホールですから、そりゃそうなのですが、とはいえ会議室サイズなんですよ。
そこにはキレイな流しがあり、壁にあるドアを開けると、そこには清潔感のあるシャワールームやトイレに、なんかよくわからないのですが「落ち着きそう」なスペースが用意されているのでありました。
流石なのが、そこの洗面も鏡の両脇に明かりが設えてあるのです。ある意味「楽屋」の洗面台としては理想的。

あ、話を戻しますね。メイクを担当して下さるのも友人のYさん(女性)。
オイラのオーストラリアでの初イベント、シドニーでの「SMASH」からのお付き合いになりますから、かなり長くなりました。
しかも家族ぐるみのお付き合いをさせていただいております(感謝)。
そんなわけで、関西出身の彼女と日本語で世間話をしながらメイクがすすみ、サイン会へ。
メインステージ向かって左側にサイン会のスペースが用意されておりまして(当然メインステージとは仕切られております)、そこには長テーブルがあり、オイラは時間になりましたらば、そこに現れるわけであります。
で、サイン会をさせていただきました。オーストラリア在住の方であっても「シドニーから来ました(他の地域も)」とか、言っていただいたりいたします。
気持的には一瞬「あれ?同じオーストラリアだよね?」なんて思ったりもいたしますが、東京でのイベントで日本国内の「〇〇から来ましたっ!」って言って下さるのと同じくらい、あるいは国土の大きさを考えれば、もっとかもしれませんね。最も遠方からは「ロシアから来ました」と言って下さった男性かと思います。
皆さんのお名前とオイラのサインと日付を入れさせていただくのが流れになっております。
初日、多くの方にお越しいただきまして、用意させていただいたポスターが危うく無くなるところでありました。
参加して下さった皆さま、本当に有り難うございましたm(__)m

ステッカーつくりました



サイン会の終了後は「僕のヒーローアカデミア」第4期第1話の先行上映会での上映前トークに、短い時間ではありましたが参加させていただきました。
「マイヒーローアカデミア」大人気ですね!シドニー同様コスプレされている方もかなり多かったです。

そんなこんなで、無事に初日を終了するコトが出来ました。夜は、会場から少し離れたレストランで、マッドマンさん主催のディナーにご招待いただきました。
通常、このようなイベントに参加させていただきますと、クライアントさんごとの食事会になり、他作品の出演者並びにスタッフと同席するコトはないのですが、これはマッドマンさんの恒例のようです。
マッドマン代表のご発声によりディナーがスタートいたします。
主催者がその場にいらっしゃるという、とても温かさとイベントに対する思いを感じさせていただく瞬間であります。
あ、マッドマンさんのイベントですが、数多くいらっしゃるスタッフの大多数が「ボランティア」なのであります! 話を聞かせていただくと、日本の「アニメが好き」「ゲームが好き」「声優が好き」と、みなさんお答え下さいます。
声だけとはいえ、アニメやゲームに参加させていただいている一声優として、こんな嬉しいコトはありません。
スタッフの皆さんには本当に感謝しかありません。オイラたちは早めにホテルに戻らせていただきました。
行きも帰りもみんなでワイワイと話しながら徒歩で移動。シドニーのダーリングハーバーと似た雰囲気が漂う街並み。
人出も多く、賑やかではありますが、ネガティブな皮膚感はありません。
メルボルン最初で最後の夜は、なんか、はち切れすぎずない、ほどほどの高揚感。うん、ステキ楽しかったです。

ホッとする時間



二日目という名のメルボルン最終日。前日諸事情により合流出来なかったスタッフと宿泊先のホテルにて合流。Mさんのアテンドで会場入り。控室に入る前に、VOICE BATTLEのブースに立ち寄らせていただきました。

ブースにて、お客様にはゴーグルを付けていただきます



道中、会場内のブースを拝見したり、空気感に触れさせていただいたのですが、皆さんとても楽しそうでありました!そんななか、本日のオイラといえば、サイン会のあと、ほぼ直結で「AR VOICE BATTLE」のトークショーになります。
サイン会では二日続けて来てくださった方もいたりと有り難い時間が過ぎていきました。



サイン会



続けてトークショー。監督のジョセフ(オイラはジョーと呼ばせてもらってます)と、通訳のMさん(前出のMさんとは別人であります)と司会者の4人で登壇させていただきました。
司会はシドニーでもご一緒させていてだいたステキな女性であります。
補足いたしますと、この通訳のMさん(こちらもシドニーでご一緒させていただいております)は、ハンパないスキルの持ち主で、才女でありながら、アニメ?声優にも詳しく、オイラが話す長いコメントも、ほぼ記憶してくれなから、訳してくださいますし、司会者などのコメントは、めっちゃすごい反射で訳して(まさに本当に同時通訳!)伝えて下さいます(イベントでは休む間も無く、次から次へと飛び回っておられました)。
トークショーはこの作品の誕生から、新たな展開を迎えたプロジェクトのこの先のビジョンまで、さまざまを話させていただきました。
日本国内で皆さんに観ていただける日も、ひょっとしたら、そう遠い日のコトでは無いかもしれません。
後半にはお客様からの質問コーナーやじゃんけん大会も。

左からMCさん、オイラ、通訳のMさん、ジョー監督


会場からはこんな感じです



そして二日目の全てが終了したオイラは、Yさんにメイクオフしていただき、軽く気持の打ち上げ乾杯をいたしまして、会場を後にしたのでありました。
本当に感謝しかない、とても今の自分をふりかえさせていただけた時間でありました。
そして帰国。そう、またしても「トランジットの壁」に立ち向かわなければなりませぬ。帰りも空港まではMさんに送っていただきました。
メルボルンの空港での航空会社のトラップを、見事にかいくぐっていただき、無事にチェックインを済ませます。
この時対応してくれたオジサマがたいへんに親切な方で、帰りもタイトな時間になっているトランジットに関して、いろいろアドバイスを下さいました(すべてMさん経由の情報ではありますが)。「不安でしょうから、調べてみたら、同じ便に同じルートでトランジットする人が他に4人いるから、その人達についていけば大丈夫だよ」とか。
航空会社の空港職員にまで心配される51歳、皆様の優しさで生きております。
ここまで二日目オイラを助けてくれたMさんにありったけの感謝を伝え、メルボルンを後にいたしました。
そして運命のトランジットであります。パッドを片手にスクショした情報を見ながら移動いたします。
なんと、自分でもビックリするくらいスムーズに終了いたしました。
コーヒーとフルーツがとにかく美味しい。国内のイベントは勿論のコト、海外のイベントに至ってはかなりの金額の交通費もかけて呼んでいただいているわけですから、お声がけいただいた側としての責任を強く感じるわけなのであります。

精進します

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